狭心症で男には効いても女には効かない薬があるって本当??

生活の知恵

あなたは、
「性差医療」という言葉をご存じでしょうか?

これは、

男女の生物学的、
内分泌学的な性差を考慮して、

それに合わせた医療を提供する試みです。

同じ病気でも、
男性と女性とでは
症状の現われ方や治療や薬への

反応性、予後などが違ってきます。

性差医療について調べてみました。


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女性特有の狭心症とは?

病気のデータをとるにしても、
薬の治療を行うにしても、

かつてはほとんど男性の被験者だけを
集めて行われてきました。

しかし、なかには、
「男性とは違った特徴傾向を示す女性ならではの症状」
があったり、

「男性には効いても女性には効かない薬」が
あったりするわけです。

たとえば、

狭心症は
心臓の冠動脈の血流が溜まりがちになって、

胸痛症状を引き起こす病気として知られています。

症状を鎮める薬はニトログリセリン。

ここまでは男性も女性も共通です。

しかし、
女性はこれ以外にも、

「微小血管狭心症」

呼ばれるタイプの狭心症が存在していたのです。

これは、冠動脈ではなく、
心臓の細い血管の血流が悪くなるタイプの狭心症。

40代、50代の女性に多く、
通常の狭心症と同様の胸痛症状が現れます。

しかも、
この微小血管狭心症には、
ニトログリセリンが効かないのです。

ですから、
「微小血管狭心症」の女性で、

「通常の狭心症」と誤審されていた患者のなかには、

ニトログリセリンという、
”効かない薬”をずっと処方されている人もいることでしょう!

また、
ニトログリセリンが聞かないために
「狭心症ではない」と診断されて、

”原因不明の胸痛”に苦しんでいる患者も多いと考えられます。

こういった困った事態が起こっていると考えられます。

「男性標準の医学」のおかげで、

効かない薬や原因不明の症状に
惑わされている女性はかなり多いのではないでしょうか?

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最後に

最近は
「セカンドオピニオン」という言葉をよく聞きます。

研修医さんが、
テレビ映像の患者さんの病名を判断する、
番組などもよく目にしたりします。

要は、
病名に納得できなければ、

複数の医師の意見を取り入れる
というような意味でしょうか。

僕も以前にいきなり、

体のお腹のまわりに
アリに食われたような赤い斑点の帯ができて

急いで病院に行った経験がありました。

最初は
”強力なアリに噛まれた”と僕は思っていたのですが。

その病院の医師いわく、
”これは大変な病気ですぐに入院してください”

僕はいきなりでビックリでした。

その病名は、
「帯状疱疹」という水疱瘡の一種みたいでした。

でも、今回男性には効果あるが
女性には効かない薬があるとのことにて驚きました。

やはり、
女性の場合は、女性特有の狭心症があるとのこと。

生理周期の影響やホルモンバランスが
男性とは違うことが原因になっているのでしょうか。

非常に興味深いことでした。

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