急性期治療法 tーPA治療とは?「脳卒中は動かしたらダメ」は大ウソ!

健康の知恵

昔はよく
「脳卒中の発作は決して頭を動かしてはいけない」
と言われました。

実際、佐藤栄作元首相は、
東京・築地の料亭「新喜楽」で脳卒中発作で倒れました。

その際、大学病院に搬送されたのはなんと 5日後!

佐藤元首相は大学病院に移って

2週間後に死亡しています。

その当時、”急に動かすな!”
というのが常識であり、鉄則だったのです。

しかし、今は違います。

この記事ではその理由をお伝えします。




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急性期治療法の飛躍的な進歩「t-PA治療」とは?

「動かしてはいけない!」は大間違いであり、
すでに遠い過去の話であるのですね。

現在は、
脳卒中発作を起こしたら、

できる限りスピーディーに
病院へ搬送するほうがいいとされています。

理由は、
治療技術が大きく進歩したからです。

そもそも
脳の血管が詰まる「脳梗塞」と、
脳の血管から出血する「脳出血」があわせて

「脳卒中」と呼ばれているわけですが、

とりわけ、
脳梗塞の急性期治療法は飛躍的な進歩を遂げています。

たとえば、「t-PA治療」

t-PA治療とは

「組織プラスミノーゲン活性化因子」の略で、

簡単に言えば、血栓を溶かす薬。

コレを注射することによって、
詰まってしまった血管を再開通させるわけです。
 



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1分1秒が勝負なのです!

脳梗塞が起きると、
梗塞層は時間の経過とともにどんどん広がり、

脳の神経細胞が次々に壊死してしまっています。

しかし、
このt-PA治療を受けられれば、
回復率が1.5倍以上に増えると言われています。

もっとも、
この治療を受けるには
「発症後3時間以内でなければならない」という制約があります。

それ以上時間が経つと、
梗塞進行によって血管がもろくなっているために、

出血してしまう恐れがあるんですね。

つまり、1分1秒が勝負なのですね!

t-PA治療は、脳梗塞発症後、
早い段階で受けるほど効果を発揮するもの。

逆に、病院到着まで
1分、5分といった搬送の遅れが出てしまえば、

それだけ助かる確率が減ってしまうのですね。

ですから、発作時に

「少し容子を見よう」

「動かさないようにしよう」

などといった対応をとるのは絶対に禁物。

そのちょっとした遅れが生じたことにより、
助かるものもたすからなくなってしまうかもしれないのです。
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最後に

僕の場合も、

僕の母型の家系は
血管が非常にほそく、

若いときから
脳や心臓の血管が詰まる病気を
非常に気にしてきました。

僕の叔父は42歳の時に
心筋梗塞で急遽してしまいました。

後でわかったことですが、
そのとき仕事で

すごいストレスを抱えていたことも・・・。

だから、血管というか、血流、血液のドロドロ、

部位は脳であろうが、
心臓であろうが、

非常に気にしてきました。

とくに季節や気温にかかわらず、
水分補給には気を配り、

一時流行った「血液サラサラ」を意識しました。、

僕も50歳をすぎて、
血液ドロドロにならないために、

お酒を控えて、
ストレスをためない、
睡眠を十分にとっているつもりですが、

お酒の量はなかなか減りません。

認識不足です、反省です。

病気になって初めて後悔しないように、です。

根気と覚悟が必要ですね:^^;

 



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