僕は根っからの「新しもの好き」です。
その血を騒がせながら、
面白く読んだ最新の健康常識を
あなたにも楽しんでいただければ幸いです。
生活に取り入れて役に立つ
「実験段階の情報」も、いくつかお伝えします。
健康情報を摂り過ぎて、
あまたの肥満にならないように、
たまにはテレビを消して外へでてみてはいかがですか?
1日に30g以上で発生率が上昇って!
アルコールと大腸がんについてお伝えします。
欧米5ヶ国(米国・カナダ・オランダ・スウェーデン・フィンランド)
で行われている8件の追跡調査に参加する
男女489,979人という、
大規模な集団を対象に実施されました。
アンケート調査によって、
ふだん飲んでいるアルコール飲料の種類や量をたずねました。
その後、
6~16年間の追跡調査を行ったところ、
4,687人が大腸がんになりました。
その結果、
お酒を飲むグループでも、
1日あたりのアルコール量が30g未満の場合は、
お酒を飲まないグループの大腸がんの発生率と、
あまり差がありませんでした。
けれども、
1日あたりのアルコール量が30~44.9gになると、
発生率は1.16倍とたかくなり、
45g以上になると、
1.141倍とさらに高くなりました。
この、アルコールで
1日30g以上の飲酒(日本酒だと約1.3合以上)による
大腸がんリスクの上昇は、
男性でも女性でも同じように見られました。
また、お酒の種類による影響の違いははっきりせず、
そのお酒でも同じような悪影響がありました。
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急激に増えています!?
もともと日本人の大腸がんは
少なかったのですが、
最近急激に増えています。
結腸がん(大腸の中でも、直腸より上の部分)の
死亡率は、
1960年から2000年までの40年間に、
男性では約4倍、女性ではも
約3倍に増えてきています。
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(1日のアルコール摂取量と大腸がんの関係)
0g :1.00倍
0.1~4.9g :0.94倍
5.0~14.9g :0.97倍
15.0~29.9g :1.01倍
30.0~44.9g :1.16倍
45g以上 :1.41倍
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生活習慣の欧米化って?
日本人の食生活をはじめとする
生活習慣も大きく変化しました。
そのため、
「生活習慣の欧米化によって、日本人の大腸がんが増えている」
などと言われることは少なくありません。
けれどもじつは、
「食生活の欧米化」とはあまり関わりのない、
アルコールによっても、
大腸がんの危険は高くなります。
また、「欧米化」とはさらに縁のない、
たばこによっても、大腸がんの危険が高まります。
2003年12月に国立がんセンターが報告した、
日本人男性での研究は、
大腸がんの46%が喫煙と飲酒に起因すると推計しています。
愛飲家と愛煙家にとっては耳の痛い話かもしれませんが、
こうしたデータにも心を留めていただきたいですね;^^:
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最後に
僕はもう50歳すぎのおじさんなのですが、
お酒は30年以上、晩酌を楽しんでいます。
たばこは、子どもが臭いというので、
もう20年以上前から禁煙して一度もすっていません。
でも、お酒はやめられないのですね;^^:
このごろは、飲んでよく記憶をなくしたりして
翌朝、嫁から暴言?などを責められたりします。
お酒の量はあまり増えていないのですが、
年のせいか、弱くなってきているような気がします。
この記事では、
お酒の量と大腸がんの関連をお伝えしましたが、
何事もそうですが、もう若くないので、
「お酒の量もほどほどに」したいと思いました。