極度のストレスが続いた時や
精神的に参っているような状態のときに、
めまいや吐き気、冷や汗に
悩まされている方は多いと思います。
でも、それをほおっておいてはいけません。
この記事では、
その症状の背後にどんなことが考えられるのか、
そしてどうしていけばいいのか、
その病気の兆候と対処法を詳しく調べてみました。
めまいと吐き気が起こるときとは?
吐き気は、
胃腸炎など消化器の病気のサインであると同時に、
脳の病気の大切なサインでもあります。
めまいを伴うような吐き気が急激に起こる場合は、
放置せずに原因を突き止めることが必要です。
めまいと吐き気は
どちらも「前庭器官」という
耳の中の器官への刺激によって起こります。
また、どちらも自律神経への刺激で起こることがあります。
そのため、
めまいと吐き気を同時に感じる状態には、
以下のような ”恐ろしい病気” が隠れているとも考えられます。
①めまいと吐き気の両方の原因となる「前庭器官」や「自律神経」の病気がある。
②めまいの原因となる病気があり、めまいの刺激によって吐き気が起こる。
③吐き気の原因となる病気があり、吐き気の刺激によってめまいが起こる。
このように
めまいと吐き気には
耳や消化器や、脳や神経など、
さまざまな器官が関わっています。
だからその症状が起こった時に、
自己判断で薬を飲んだり、
激しいめまいや吐き気なのに
様子を見たりしてしまうことは、
とても危険です。
急激な症状が起こった場合は、
必ず病院を受診しましょう。
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めまいと吐き気がする原因は!
めまいや吐き気!
ストレスは精神的なもの、
心にしか作用しないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。
心身症といい、
ストレスは体に様々な症状を引き起こす要因となります。
めまい
吐き気
冷や汗
腹痛
下痢など、
その症状は様々ですが、
他にも耳鳴りや発熱など、実に様々な苦痛を伴います。
めまいと吐き気だけが起こる
耳の中の前庭とよばれる器官に異常があると、
めまいと吐き気が同時に現れることがあります。
身体の向きを急に変えることで
脳が平衡感覚を保てなくなったときや、
前庭になにか病気がある可能性があります。
前庭器官の病気では、
良性発作性頭位性めまい症や前庭神経炎などが考えられます。
冷や汗もある場合
冷や汗と吐き気、めまいを同時に感じる場合は、
血圧が下がって脳が栄養不足になっている状態のサインです。
急に立ち上がったとき、
長時間立っていた時などに、
これらの症状がほぼ同時に出ます。
横になることで治まることがほとんどですが、
横に慣れない場合は頭を低くするなど、
頭に血液がいくような体勢になりましょう。
何もしていないのに急激に
冷や汗、吐き気、めまいが同時に現れる場合は、
貧血が考えられます。
貧血の原因には、脱水の場合と、
鉄欠乏性貧血など血液の量は保たれていても、
血液内の栄養が足りていない場合があります。
まず強い吐き気があり、
その後に冷や汗やめまいを感じる場合は、
吐き気の刺激で冷や汗やめまいが起こっている、
消化器系の病気(急性胃腸炎など)の可能性もあります。
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吐き気が起こる仕組みとは?
吐き気とは、
みぞおちの辺りから胸の辺りがムカムカして、
今にも嘔吐が起こりそうな不快感で、
悪心(おしん)とも言われることがあります。
胃や腸などの消化器系をはじめ、
心臓血管系、脳神経系、目や耳など
様々な疾患が原因となって起こり、
命に関わる危険信号の場合もあります。
吐き気が起こる仕組みもいくつかあります。
胃や腸などからの刺激が
自律神経を介して脳にある嘔吐中枢に伝わると、
脳から、
「吐きなさい」という命令が出て
ムカムカが始まります。
食中毒やウイルス性の腸炎、肝臓や膵臓の病気で
起こる吐き気のメカニズムはこれだといわれています。
嘔吐反射といわれる現象で、
のどの知覚神経が刺激されると起こる反射です。
ムカムカをすっきりさせようと、
のどに指を突っ込んで吐く人もいますが、
これは嘔吐反射を利用した行動です。
しかし、あまりに頻回に嘔吐反射を繰り返していると、
本当に必要なときに反射が起こりにくくなったり、
逆に嘔吐癖が付くともいわれていますので注意してください。
耳の中にある平衡感覚を司る
部分の異常によって起こる吐き気です。
これは車酔いやめまいの時に現れる吐き気で、
体のバランスをとっている前庭(耳の奥にある器官)が
誤作動を起こすのが原因です。
めまいと吐き気に関係の病気とは?
繰り返しになりますが、
良性発作性頭位性めまい症
頭を一定の方向に動かしたときにだけ、
感じるめまいのことです。
脳は左右の耳からの情報により
身体の平衡感覚を保っています。
けれど身体が右に傾いて、
右の耳からは「右に動いた」という情報がきたにも関わらず、
左の耳から「動いてない」という
右の耳とは違う情報がきてしまうことがあります。
結果として、脳が混乱して、
身体の動きとは違う平衡感覚となり、
めまいや吐き気が生じます。
起立性低血圧
起き上がる、立ち上がる、
など頭をそれまでより高い部分に上げたときに、
血圧が重力に負けてしまい、
脳への血流が不足することで
吐き気やめまいなどの症状が起こります。
起立性低血圧が重症になると、
血圧が下がりすぎてショック状態となり、
失神してしまうことがあります。
吐き気やめまいの症状が強いときにはしゃがんだり、
壁などで身体を支えたりして、
バターンと急に倒れてしまわないように予防しましょう。
脱水
脱水=血液不足です。
血液が足りないことにより、
脳への栄養も足りなくなり、
吐き気や、めまいなどさまざまな症状が起こります。
熱中症
熱を体外に放散させようとして
皮膚の血管が収縮することで冷や汗などの症状が起こります。
一過性の意識障害やめまいを伴うこともあります。
パニック障害?
特別な理由が見当たらないのに
突然襲ってくるパニック発作です。。
この症状が出るとパニック障害が疑われます。
パニック発作自体は、
だいたい20分~30分程度で治まります。
しかしパニック障害の厄介なところは、
この1回の発作だけでは終わらず
何度も何度も発作が繰り返されることにあります。
そのうち、なんでもないのに
「あの状態がまた起こるのではないか」と強い不安を持ち、
考えすぎるためにまたパニック症状を引き起こすという悪循環に陥ります。
それが長くパニック障害の患者さんを悩ませる原因になっています。
メニエール病
難聴と耳鳴りを伴うめまい発作が繰り返し起こる病気です。
吐き気を伴うことも多く、
抗めまい薬を使うことで、吐き気の改善も期待できます。
この病気、僕も20歳のときに経験しました。
詳しくは、「最後に」を読んでみてください。
正直、悲惨でした;^^:
突発性難聴
突然、片方の耳が聞こえなくなる病気です。
明らかな原因はわかっていませんが、
耳鳴りや耳閉感、めまいを伴うことがあります。
めまいが強いときには、吐き気を伴うこともあります。
吐き気を伴うほどの強い眩暈があるときは、
回復が難しいとも言われています。
心因性・精神疾患
ストレスや不安、緊張などにより、
副交感神経を刺激して吐き気やめまいが起こることがあります。
また、めまいや吐き気が起こることにより、
ウツなどの精神病の症状が悪化したり、
ストレスや不安が増したりしてしまうことがあります。
抗不安薬や、睡眠導入剤によって心を休め、
睡眠を十分にとることで改善を期待します。
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最後に
僕の場合で恐縮なのですが、
僕も20歳の夏の暑い日に、
突然のめまいに襲われました。
そのめまいはすさまじく、
文字通り、天井の木目がぐるぐる回って、
立ち上がることができませんでした。
”これは、マジ、やばい”と思って、
当時付き合っていた彼女に電話して、
アパートまで来てもらい、
彼女の肩をかりて、
本当にふらふらしながら、
駅前の耳鼻咽頭科までたどり着きことができました。
診断の結果、医師がいうには、
”メニエール病の入り口ですね”とのことにて、
原因は過度のストレスとも言われました。
何か覚えていないのですが、
飲み薬をもらって、帰りました。
その後の数日間、目線が定まらないというか、
まっすぐに歩けないような状態が続きました。
いまでも、思い出すと恐怖の体験でありました。
今振り返ると、自分で言うのも何なのですが、
がんばりやさんほど
無理をしてしまいがちですが、
体調を崩してしまっては
かえっていろいろと滞ってしまうものですね。
長期間にわたるストレスなどの
精神的・肉体的刺激が続くと、
自律神経がストレスを
排除しようと働き続けることになってしまいます。
その背後に恐ろしい病気が
潜んでいるかもしれないですね。
僕の場合もその後、
軽いめまいの再発もありましたが、
立ち上がれないほどの大きなめまいは30年発生していません。
あなたが、もし症状に覚えがあるのなら、
一度思い切って休んでみてはいかがでしょうか?
体調を崩すのは、
人生で何よりも損なことですね。
自分の体からの「休ませて?」のお願いですね。
ぜひ聞いてあげてくださいね。
リフレッシュをしてストレス解消をしていきましょう。
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